症例発表してきました 〜下顎総義歯の吸着〜
こんにちは、徳田です。
ぼくは“神戸GP倶楽部”という、関西の熱心な歯科医師が集まる勉強会に月1回参加しています。
先月はぼくの症例発表の順番、ということで発表してきました。
テーマは「下顎総義歯の吸着」でした。
歯科関係者以外の方にはあまり知られていないかと思うのですが、総入れ歯でも上の入れ歯と下の入れ歯では大きく違います。
上の入れ歯は簡単に吸いつくのですが、下の入れ歯を吸い付かせるのは至難の技といわれています。
下顎には舌があるため入れ歯の面積が少ししか取れず、この舌が動き回るため外れてきやすい、というのが難しい理由です。
ぼくはこの「下の入れ歯を吸い付かせる入れ歯制作システム」というのを実践しているので、実際の臨床例とともにこのシステムを発表してきました。
かなりドキドキしたのですが、興味を持って聞いてもらえたようでたくさんの質問が飛んできました。
大変でしたが、ほっと安堵しています。
歯科医師になってから、症例発表や学会発表の機会が何度かありました。
発表の前にはいつも胃が痛くなって、あーでもないこーでもないといろんなことを考え悩みます・・・
資料を集めるのもまとめるのも一苦労です。
ベテランの先生を前にすると何をつっこまれるか本当に怖いです。
でも、やっぱり発表すると「やってよかったな」と思えます。
やらないとわからないことがいっぱいあるからです。
特に個人経営の多い歯科医師は、ともすればすぐにお山の大将になってしまいます。
自分の考えがすべて正しいような錯覚におちいってしまうのです。
勉強会でいろんな先生の意見を聞いていると、「こんな考え方もあるのか!」とか「こんな治療法もあるのか!」といった驚きと発見がいつもあります。
こうやって切磋琢磨していかないと、歯科医師としての自分の成長はないのだろうと切に感じます。
次の症例発表に向けても、日々の臨床に励んでいきます!
関西在住の先生で“神戸GP倶楽部”に興味がある方はぜひぜひご連絡ください♪