COLUMN
2019/4/15
歯周病
歯周病は、大きく分けて「歯肉炎」と「歯周炎」の2つになります。
その違いは何でしょう?
歯周病の初期段階である「歯肉炎」にみられる症状は、歯間部(歯と歯の間)歯肉の赤みを帯びた腫れ、歯肉からの出血です。また、歯肉の腫れにより歯肉溝は深くなり、歯肉ポケットを形成します。ただ、歯肉の炎症は歯肉辺縁に限局されるため、歯槽骨の吸収は見られません。
「歯周炎」とは、歯肉炎が進行した状態です。歯肉炎の時に見られていた歯肉の赤み・腫れ・出血だけでなく、歯と歯肉の間にある溝の歯周ポケットへの変化です。この歯周ポケット内にプラークが入り込むと、さらに炎症が進み、歯槽骨の吸収が起こります。また、進行度合いによっては、歯の揺れ・歯肉からの排膿などの症状も見られます。
歯周炎の進行度合いとしては、軽度・中等度・重度と主に分けられます。