歯のコラム

COLUMN

脱灰と再石灰化

2018/12/4

むし歯

脱灰とは

虫歯の原因菌は、炭水化物や砂糖などを原料として、水には溶けないネバネバしたプラークと呼ばれる物質をつくり、その中で増殖しながら酸をつくり出しています。

その酸によって、歯のエナメル質からリンやカルシウムが溶け出すことを「脱灰」と言います。

 

 

 

 

再石灰化とは

食後しばらくすると酸性に傾いたお口の中は、唾液の持つ中和する働き(緩衝作用)によって徐々にpHが元に戻ります。

その時唾液の中のリンやカルシウムが、歯の表面のエナメル質に戻ることを「再石灰化」と言います。

 

 

食事をするたびに、お口の中では「脱灰」と「再石灰化」が行われます。

この2つのバランスが保たれていればむし歯にはなりません。

バランスが崩れて、脱灰に傾くことが「むし歯の進行」となるのです。

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