歯のコラム

COLUMN

歯周病の始まり

2018/12/25

歯周病

歯周病はむし歯菌とは違う種類の、歯の周りの歯肉や骨に炎症を起こす菌が原因で発症します。

まず、歯の表面にネバネバした膜状の物質「歯垢(プラーク)」ができ、歯と歯肉の境目「歯肉溝」にたまっていきます。

歯垢1mgには約1億個の細菌が含まれており、体の抵抗力が衰え細菌の活動が抵抗力を上回ると、歯肉は炎症を起こします。

歯肉の炎症をそのままにして手入れを怠ると、炎症は悪化し、歯肉溝が広がり、「歯周ポケット」が形成されます。

歯垢はこの歯周ポケット内にますますたまり、歯周組織に炎症を広げて歯周病が始まります。

 

 

日本人の中高年層の8割が歯周病を発症しています。

しかし、歯周病は自覚症状がほとんどないため、初期の段階で気づける方があまりいません。

だから歯周病は、静かに進行する病気「サイレント・ディジーズ」と呼ばれています。

歯磨きの際には歯肉のチェックを習慣づけ、歯周病の進行に気をつけましょう!

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